ギャンブル依存症
「慣れ」が一番あぶない
2025年12月16日
ギャンブルをやめている期間が長くなると、少しずつ出てくる敵がある。
それは「もう大丈夫だろう」という安心感、いわゆる自己満足だ。
最初は毎日のように意識していたことが、気づけば後回しになっていく。
仲間とのつながりが減り、振り返る時間も取らなくなり、「今は忙しいから」「別に困ってないし」と理由をつけ始める。
これは、部屋に少しずつ煙が溜まっていくのと同じだ。
最初は薄くて気づきにくい。放っておくと、出口が見えなくなるほど濃くなる。
だから大事なのは、早く気づくこと。
自分ひとりでは見逃しやすいから、仲間が必要になる。
新しくギャンブルをやめ始めた人の話は、「あの頃の苦しさ」を思い出させてくれる。
誰かが「今ちょっと危ないかも」と声をかけてくれることもある。
小さな違和感のうちに気づいて向き合えば、大事にはならない。
ギャンブルをしない時間を「当たり前」にしないこと。
今日も意識して、自分の状態を点検していこう。
今日だけは「慢心せず」ちゃんと向き合う。
それだけで、十分前に進んでいる。