ギャンブルをやめはじめた

ギャンブルをやめはじめた、あの数日―― なんだか、変な感じがしてた。 「本当にこれでいいのかな？」 「またどうせ戻るんじゃないかな？」 「やめる意味ってあるのかな？」 そんな声が、心の中でぐるぐるしてた。 何をしても落ち着かない。 ソワソワ、モヤモヤ、ぐるぐる、そわそわ。 いつもやっていたことをやっていない、慣れていたことをやっていない。 「ギャンブルやりたい」「ギャンブルやっていたい」 仲間が言ってたことをやろう思ってもできるかわからない、楽しいことも心に入ってこないし、時間の使い方もわからない。 とにかく、ぽっかり穴が開いたみたいになっていた。 長い間、ギャンブルに心も時間も支配されてきたんだから、やめはじめた数日で「ハイ、完璧！」なんてならない。 ギャンブルをやめるって、最初は「減らす」「我慢する」「耐える」じゃなくて、 「違うものをほんの少しやってみる」ことから始めるのがちょうどいい。 ・誰かと話してみる ・太陽の光を浴びる。外の空気を吸う ・仲間の言葉を思い出してみる ・ちょっとしたことで「よし、ナイス！」って自分に声をかける 小さなことでも、それはちゃんとした一歩。 やめはじめの数日は、不安があって当たり前。 でも、今日を乗り越えたら、また明日につながる。 今日やめられたんだから、明日もやめていこうと思える。 最初は少々きついかもしれないけど「やめはじめの数日」を超えるとき、あなたはもう、新しい自分の道を歩き始めてる。 だから今日も、焦らず、ゆっくり、気楽に。その一歩だけで、十分ナイス。 たとえ揺れながらでも、進んでるだけでナイス。 あなたのその意思をカタチにしていこう。