ギャンブル依存症
深堀りするのは現象でも他人でもなくて自分である
2025年08月13日
ギャンブルで失敗したとき、私たちはよく「なぜあの場面でこうしたのか」「あの店が悪かったのか」「タイミングが悪かったのか」と、現象や状況を分析しようとする。
あるいは「あの人のせいで流れが変わった」「周りが理解してくれない」と、他人に目を向けてしまうこともある。
でも、いくらそこを掘り下げても、本当の意味でギャンブルへの執着をなくすことはできない。
本当に深堀りすべきなのは、「自分の内側」。
「なぜその選択をしたのか」ではなく、「その時、自分は何を感じていたのか」「何から逃げたかったのか」を少し考えてみよう。
たとえば、「ギャンブルしたのはイライラしていたから」と思ったとする。
でもそのイライラの奥には、寂しさや不安、孤独、否定されたような気持ちが隠れていたりする。
そこに気づくことができると、ただ反省するだけじゃなく自分を認めて理解しはじめることができる。
一過的な現象や他人のせいにすると、苦しさはループする。
それは日常生活でもそう。ギャンブルだけではなく「個」がなくなるといずれ苦しくなる。
自分は何に振り回されているのか?迷子になった原因は何か?
自分の心に目を向けると、ちゃんと出口が見えてくる。
ギャンブルをやめ続けるというのは、ある意味、自分の感情を深堀りして、丁寧に見つめて、ひとつずつ向き合っていくリハビリなんだ。
「ピッ」ときて「パッ」とできればいいけど、そんなことはできない。
今日も、「なんで?」じゃなく「どんな気持ちだった?」と、自分に問いかけてみよう。
その問いが、きっとあなたをやさしく支えてくれる。
今日もギャンブルのない素晴らしい1日をー!