命を運ぶのが運命。ないものを見ている。あるものを見る

「どうせ自分なんて」 「なにもない」 「もうダメだ」 そんな言葉が、頭の中をぐるぐるするときがある。 でもそれって、今「ない」ものばかりを見てしまっている状態かもしれない。 過去の失敗、なくなったお金、崩れた信頼、ギャンブルで失った時間…。 「ない」と思えるものを見つけるのは、すごく簡単だ。 だって、私たちは「失ったもの」に敏感になっているから。 でも、ちょっと深呼吸して、 あなたに今「あるもの」も見てみよう。 今、ここに命がある。 あなたの心は、ちゃんと痛みを感じている。 「やめたい」と願っている心がある。 仲間がいる。話せる場所がある。 少しでも前に進みたいと思っている自分が、ここにちゃんといる。 「運命」という言葉は、「命を運ぶ」って書く。 今の自分をどこに連れていくかは、「今ここ」の自分が決めていくもの。 過去がどうであれ、今ここにある命を、ちゃんと自分の意志で運んでいけばいい。 「ないもの」を探して苦しくなるより、 「あるもの」に目を向けて、少しでもあたたかい気持ちを手に入れよう。 今日も、命が運ばれていることに感謝して。 そして、ギャンブルではない場所に心を運ぼう。 あなたの命は、ちゃんと生きてる。 その命を、どうか、やさしく扱ってあげてほしい。